「スマホ高すぎ問題」2025年の日本で起きている“奇妙な”現象とは？20万円のiPhoneを買う前にやるべきこと

Published: December 08, 2025

正直に言いましょう。最近、ヨドバシカメラやビックカメラのスマホ売り場に行くのが怖くありませんか？

2025年現在、円安の影響もあって、最新のフラッグシップモデルの価格は私たちの給料を嘲笑うかのように高騰しています。「ただLINEとインスタが見たいだけなのに、なぜ20万円も払わなきゃいけないの？」と、居酒屋で友人と愚痴をこぼしたことがあるのは私だけではないはずです。

しかし、この「スマホ高すぎ問題」が、日本のガジェット好きたちの間で面白いトレンドを生み出しています。それは、ハードウェア（端末）を買い替えるのではなく、中身（ソフトウェアと見た目）を徹底的にカスタマイズして楽しむという文化の再燃です。今日は、新しいiPhoneを分割払いで買う前に、私たちが試すべき「賢い選択」について話しましょう。

「スペック競争」はもう終わった（私たちにとっては）

数年前までは、新しいモデルが出るたびに「処理速度が20%向上！」といった謳い文句にワクワクしました。でも今はどうでしょう？Snapdragon 8 Gen 4だろうがGen 5だろうが、私たちがやることと言えば、YouTubeを見て、PayPayで支払いをして、たまに原神やウマ娘をプレイするくらいです。

日本国内の調査でも、スマホの買い替えサイクルは年々長くなっています。みんな、バッテリー交換だけで粘るようになっているのです。では、どうやって「新品を手に入れたような高揚感」を得ればいいのでしょうか？

推し活とデジタル・デコレーション

今、Z世代を中心に「平成レトロ」や「ガラケー」が流行っているのはご存知ですか？あえて画質の荒い写真を撮ったり、シールでデコったり。あのアナログな楽しさが、形を変えてAndroidのホーム画面カスタマイズに戻ってきています。

特に日本の「推し活」文化は凄まじいです。推し（好きなアイドルやキャラ）のカラーでアイコンを統一し、壁紙を厳選する。これはもはや、単なる設定変更ではなく、自己表現のアートです。しかし、ここで一つの壁にぶつかります。「高画質で、センスの良い壁紙を探すのが面倒くさい」という問題です。

• Google画像検索だと画質が悪い
• Pinterestは登録が面倒
• 毎回手動で壁紙を変えるのは3日で飽きる

0円でスマホを「リノベーション」する方法

新しいスマホに20万円払う代わりに、私が最近愛用しているのが「WallSwipe」というアプリです。これが、今の日本の「面倒くさいけどお洒落にしたい」というニーズに完璧にハマっています。

仕組みはマッチングアプリのような「スワイプ」形式です。
右スワイプ＝好き（保存）
左スワイプ＝興味なし（スキップ）
これだけで、自分好みの4K画像データベースが出来上がります。満員電車の中でも片手でサクサク操作できるのが、忙しい日本のサラリーマンや学生にとって地味に嬉しいポイントです。